コラム|福岡県八女市で歯科・歯医者をお探しの方は【ほり歯科医院】まで

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人気のインプラント、長持ちさせるためには?

2021年5月30日

皆さまこんにちは。
福岡県八女市のほり歯科医院です。

天然歯に近い義歯として人気のインプラント。
お手入れや日常生活に少し気をつけることで、長く使用できるのも魅力です。

今回は、インプラントを長持ちさせるための秘訣をお話しします。

 

インプラントの平均寿命とは

インプラントに使われる素材は、純チタンやチタン合金です。
チタンは腐食しにくい素材のため、インプラント体が顎の骨の中で腐食することはありません
またインプラントの上の人工歯がむし歯になることは、当然ですがありません。

噛み合わせに問題がない場合、インプラントの平均寿命はおよそ10年~15年程度と言われています。
保険の入れ歯で約5年、ブリッジで7~8年ですので、インプラントが長持ちする治療であることがわかります。

 

インプラントの寿命を短くする要因

長持ちするインプラントですが、お口の中の状態や生活習慣によっては、その寿命が短くなってしまうことがあります。

寿命を縮める一番の原因は、「インプラント周囲炎」です。
インプラント周囲炎は、歯周病と同じように歯ぐきの腫れや出血が初期症状ですが、歯周病より症状の進行が早いく、自覚症状があまりないことが特徴です。
インプラント周囲炎が悪化すると、インプラント体を埋めた歯槽骨が吸収され、インプラントがグラついたり抜け落ちたりしてしまいます。
また、歯周病の方はインプラント周囲炎になりやすいと言われています。

また、噛み合わせが悪い方、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、インプラントにダメージを与えて寿命を短くしてしまうことがあります。
ほかにも、喫煙習慣のある方や糖尿病をお持ちの方も、歯ぐきや顎の骨が痩せることでインプラントの寿命が早まるケースがあります。

 

インプラントを長持ちさせるために欠かせないこと

インプラントの寿命に大きく関わるのは、ご家庭での毎日のセルフケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスです。
セルフケアをおこたると、インプラントのまわりにプラークが溜まり、インプラント周囲炎が起きやすくなります。

また、歯科医院で定期的なメンテナンスをきちんと受けることも大切です。
歯科医院で受けるメンテナンスで、セルフケアでは落としきれない汚れを落とすことができ、インプラントに異常はないか、噛み合わせが適切かなどもチェックし、問題なくインプラントが使えているかどうかも確認できす。
ほかにも、マウスピースを製作して使うことで、歯ぎしりや食いしばりによるダメージから守ることができます。

 

まとめ

このように、適切なセルフケアと歯科医院での定期検診を行うことで、インプラントの寿命を延ばすことができます。
なかには40年近く使い続けることができた方もいらっしゃいます。
せっかく時間とお金をかけて治療したのですから、長く大切に使うようにしましょう。