コラム|福岡県八女市で歯科・歯医者をお探しの方は【ほり歯科医院】まで

  • 電話
  • メニュー

歯並び・かみ合わせが悪くなるクセとは

2022年9月3日

皆さまこんにちは。
福岡県八女市のほり歯科医院です。

いい歯並びやかみ合わせをしていても、お口に関するクセがあるために歯並び・かみ合わせが悪くなることがあります。

歯並び・かみ合わせに影響しやすいクセをチェックして、きれいなお口を維持しましょう。
 
 


歯並びやかみ合わせが悪くなるクセとは

無意識にやってしまうお口に関するクセを「口腔習癖」といいます。
歯並びやかみ合わせに悪い影響があるクセの中でも次のものが代表的です。

・指しゃぶり
指をしゃぶるクセがあると、上の前歯が押し出されて出っ歯(上顎前突)になりやすくなります。
ただし赤ちゃんの指しゃぶりは正常な発達過程の1つで、悪い影響もほとんど起こりません。
4~5歳以上の指しゃぶりは、歯並びやかみ合わせに影響しやすくなります。

・舌で歯を押す
指しゃぶりと同じように、上の前歯が押し出されて出っ歯(上顎前突)や前歯がかみ合わない状態(開咬)になりやすくなります。

・口呼吸
普段からお口を開けて口から息をするクセです。上下顎前突や、前歯がかみ合わない状態(開咬)になりやすくなります。

・舌で唇をなめるクセ
よく舌で唇をなめていると、唇が突き出して上下顎前突や、上の歯並びにすき間ができやすくなります。

・唇を内側に吸うクセ
下唇を吸うクセがあると出っ歯(上顎前突)に、上唇や上下の唇を吸う癖があると下の歯が上の歯にかぶる状態(反対咬合)になりやすくなります。
 
 


小児矯正でクセの改善を

歯並び・かみ合わせに影響するクセは、長く続くほど歯並び・かみ合わせに悪い影響を与えます。

小児矯正の第1期治療で使う矯正装置の中には、歯並び・かみ合わせを整えるとともに、お口まわりの筋肉を鍛えることでこうしたクセの改善をめざすものもあります。

・プレオルソ
骨の柔らかい10歳ごろまで使う、マウスピース型矯正装置です。
機能的トレーニング法によって、歯並びやかみ合わせが悪くなるのを予防するとともに、お口まわりの筋肉バランスを整え、口呼吸やお口を開けっぱなしにするクセなどの改善を目ざします。

・ムーシールド
舌で下の歯を押し出すクセがあり、反対咬合を起こした場合の治療に使うマウスピース型矯正装置です。
お口まわりや舌の筋肉のバランスを整えて、顎が正常な位置に戻るように促すことができます。

適切な歯並び・かみ合わせを維持するためには、指しゃぶりや唇を吸うクセ、お口を開けっぱなしにするクセなど、お口まわりのクセを長く続けさせないことが大切です。

お子さまのお口まわりのクセが気になったら、お早めにご相談ください。
歯並び・かみ合わせに影響しているかどうか、矯正治療が必要かどうかなどを確認し、適切な治療方法やケア方法をご提案いたします。