【八女市の小児矯正】子どもの顎の発育過程と必要なこと
2024年10月10日
皆さまこんにちは。
福岡県八女市のほり歯科医院です。
子どもの顎の発育は、将来の歯並びに直結します。
今回は、子どもの顎の成長過程と、すこやかな発育のために必要なことをお話しします。
お子さまの成長を見守る上で、役立てていただければ幸いです。
子どもの顎は、上顎の成長は10歳ごろまで、下顎は思春期をピークに大きく成長し、その後、緩やかに成長が終わります。
上顎の方が脳に近いため、上顎と下顎の成長速度に差があるのです。
現代人の顎は小さい傾向がありますので、お子さまの顎が適切な大きさに成長するように見守っていく必要があります。
なぜなら、顎が小さいと、すべての歯がきれいに並ぶことができず、歯並びやかみ合わせが乱れてしまうからです。
顎がすこやかに成長するために、以下の3つのことに気をつけましょう。
1.食べるときは背筋を伸ばして正しい姿勢を保つ
食事をするときに姿勢が悪いと、噛むときに十分な力が加わらず、しっかりと噛むことができません。
また、身体を傾けて食事をしていると、噛む力が左右どちらかに偏ってしまい、成長のバランスが悪くなるのです。
2.噛みごたえのあるものをよく噛んでゆっくり食べる
噛む回数が増えることで、顎の成長を促すことにつながります。
1口を飲み込むまでに、30回噛むことを目安に、根菜やおせんべい、キシリトールガムなど、柔らかすぎず硬すぎず噛めるものを、ゆっくりと食べることが大切です。
参考:厚生労働省|歯科保健と食育の在り方に関する検討会報告書p1 >
3.口呼吸をしていたら改善する
上顎の成長は、舌がお口の内側から押し広げることにより促進されますが、口呼吸を続けていると、舌は後退してしまいます。
その結果、十分な圧力が加わらず、上顎の成長不足へとつながるのです。
顎は成長していく中で大きくなっていきますが、歯の大きさは決まっていて、生えてくる途中で大きくなることはありません。
そのため、顎の成長が不十分で小さいと、歯列の中に歯が収まりきらず、歯並びやかみ合わせが悪くなってしまうのです。
お子さまの顎の成長が気になるときには、早めに小児歯科で診察を受けましょう。
必要に応じて適切な成長に導くための治療を行うことが可能です。
ほり歯科医院では、小児矯正を診療科目に設けており、お子さまの顎の成長の手助けや歯並びの治療を行います。
矯正だけでなく、お子さまのお口の健康のことでしたら、何でもご相談ください。
キッズスペースを備え、親子で楽しく通っていただける歯科医院です。